視覚的補助による韻律指導法の紹介と提案

           

中川 千恵子先生 早稲田大学非常勤講師
中村 則子先生 東京外国語大学非常勤講師
共同発表


 

 早稲田大学では、10年以上、中上級日本語学習者対象のイントネーションに焦点を置いた「フレージング指導法」を行っている。この指導法では、音声を聞くだけでなく、句切り・アクセント・イントネーションなどを視覚的にマークで示して、それを補助にスピーチ・プレゼンなどにおける発音を学習する。ここで使用してきたテキストは、今春、『さらに進んだスピーチ・プレゼンのための発音練習帳』(ひつじ書房)として、出版されるに至った。本発表では、このテキストの概要を説明するともに、授業の実際を具体的に紹介する。また、今春より、初級学習者対象に、同様の方法を用いて、発音の学習、文型の定着および活動を行うコースを開始した。発音指導は、入門期から行うことが重要であり、可能であると考える。このコースでの使用テキスト『伝わる発音・使える文型』を紹介するとともに、初級向けの発音授業についても、提案を行いたい。