香港城市大学語文学部
青山 玲二郎

話し手の性別によって言葉は変化する。本発表では、まず「雨よ」「雨だぜ」のような女言葉、男言葉が現在の日本でどのように使われているか、または使われていないかを紹介し、次に女性の学習者が多い香港の教育現場において、どのような文法項目、語彙、談話形式が問題になるかを詳細に分析する。

最後に「奥さん」「ご主人」など「女性、男性を表す言葉」についても考察しジェンダー（社会的文化的性のありよう）を日本語教育の現場でどのように扱うべきか提案する。